教育における不易と流行、難しい基準判断について

不易流行とは、変わらない事の大切だと、変わる事の大切さを現した四字熟語です。不易と流行とは、変わらない、変わると相反する言葉ですが、このバランスが大切だと言う意味があります。教育内容についても、同じ内容の大切さがあるのです。その内容とは、従来から変わらない学問を教える教育と、新たに新しい教育を教える教育が挙げられます。実は、この不易流行の考えが、様々な問題を引き起こしてしまう場合があるのです。例えば、流行によって、ゆとり教育が現れた場合、大人の社会との知識におけるズレが生じてしまうでしょう。従来から変わらない不易は、変動するグローバルな価値観とのズレが生じてしまう可能性もあるはずです。考え方によっては、最新の知識と技術を身につけた若者の方が優秀になり、立場上、上下関係が逆転してしまう可能性もあるはずです。中国の文化大革命においては、無学の若者や農民に力を与え、知識人や経済的権力者の粛清を行なった悲劇がありました。例え話としては、合わない話しかもしれませんが、話の意味は社会に歪みが生じる可能性の話しです。教育内容における不易流行は、判断基準について難しい内容のはずです。
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